移住のススメ

日系企業にてインドネシア駐在中の30代男です。本業の傍ら細々と個人でも商売やってます。インドネシアでの生活を発信しています。インドネシア、住めば都でいいところ。

は?引っ越し許可証?

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只今、鋭意引っ越し作業中。

30日から本格的に始めて今日が4日目。

まだ完了したわけではないのですが

既に色々とつまづいてしまった。

 

まず段ボールが全く足りなかった。

この2年間の買取で思いのほか在庫が増えていたようで、

用意していた段ボールでは足りず、

急遽ローカル業者さんから段ボールを調達しました。

大体300x400x500くらいの段ボール箱が

1ピースRp. 4,000(約30円)。

これは安い!…はず。

まぁないよりはマシ。

本の梱包作業後に出来た、山のような段ボール箱。

棚に並べると大したことないように感じるけど

段ボールに詰めたとたんに、ものすごい物量に見えるのが不思議。

初日-2日目は荷物の梱包と持ち出しやすい場所に移動して終了。

 

そして今日の3日目はモノの移動。

ジャカルタ住みの方の情報や

フォワーダー業者さんのアドバイスを受けて

荷物の移動にはインドネシアでおなじみGojekのサービスの一つである

GoBoxを利用してみた。

見積もりを取ってみると2tトラック1台+荷揚げ荷下ろし作業員2名追加、

移動距離約6kmでお値段ざっくりRp. 500,000(約3,700円)。

これは安い!

そしていざ当日、実際に注文してみたところ

全然トラック捕まらない。

コロナが影響しているのか、

チカランという地域では単純に請け負う業者が少ないのか

やっぱジャカルタのようにはいかないですね。

うーん、田舎。

しばらく待ってみて、ようやく1台のトラックが捕まった。

でも明らかにスペースが足りない。

絶対載らない。

ですので運転手さんに相談して

追加費用払ってやってもらいました。

+Rp. 2,000,000(約15,000円)。

業者さんも1台のトラックじゃ足らないと思ったのか、

作業員仲間を6人呼んでさらにトラックも3台追加。

何回か往復してもらうことに。

この作業量でこの費用ならかなり安いと思います。

でもこの移動作業中にも問題ありで、

新しい物件前で荷下ろしをしている最中に、

ルコ(商店街)の警備員がやってきて

「引っ越し許可証もってる?」とのこと。

なんだ引っ越し許可証って?

引っ越しするのに許可証必要なの?

不動産エージェントに聞いてみたところ、

「そんなのいらないよ」との返事。

おっ、これはあれだな

インドネシアで悪名高い

小遣い稼ぎのイチャモンつけが来たんだな。

その手には乗らないよ。

こっちは本業でもいろいろ経験しているんだから。

とりあえず警備員に名前や電話番号を聞こうとしたところ

警備員「引っ越しを見に来ただけだから」

というよくわからない捨て台詞を残して何処かへ行った。

やっぱり小遣い稼ぎだったか。

 

そうこうしていると今度は古い物件の方でも

警備員がやってきて

「許可証もってる?」と聞いてきた。

ハハハ。

舐めるな。

こっちはたった今、その手のイチャモンを撃退してきたばっかりだぜ?

でも今回は違った。

「持っていないならトラックを出発させることはできない」

と言って、トラックの前にバイクを停めて動けないようにしてきた。

マジか、と思い先ほどの不動産エージェントに連絡してみると

「出ていくときは要るよ」

いや、それ先に言って?

ていうか警備員も最初の1台目出発の時に

なんで聞いてこなかったんだ?

 

ということで結局荷物は載せたもののトラックは出発できないので、

バカみたいだけど荷物を元の場所に下ろすことに…。

そんなわけで3日目の内に荷物の運び出しが完了できず。

翌朝(今朝)早くに許可証は取得。

引き続き大手を振って作業再開。

ただしトラックの業者さんは金曜に別の仕事が入っていたようで

運び出しは明日へ持ち越しに。

 

無知は罪と言いますが

こんなルールがあったなんて流石に知らなかったなぁ。

このルールを知らなかっただけで

引っ越し作業が別日に繰り越しになり

Rp. 1,500,000(約11,000円)の追加支出が出ました。

知らないというのは損を招きますね。

今後はもっと入念に下調べして進めなきゃいけないな

と思い知らされました。

念の為ですが、この引っ越し許可証は

街の管理会社が発行しているものですので

必ずしもインドネシア全土で

同じような制度があるというわけではないと思います。

しかし逆を言えば、

別の地域ではもっと訳のわからん許可証やら

なんやらが潜んでいるかもしれないということ。

おそるべし。