移住のススメ

日系企業にてインドネシア駐在中の30代男です。本業の傍ら細々と個人でも商売やってます。インドネシアでの生活を発信しています。インドネシア、住めば都でいいところ。

今一度思い出す、ここはインドネシア。

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先日、Twitterでつぶやいたこの情報ですが

思いのほか知らない人も多いみたいだったので

こちらでもシェアします。

こちらのウェブサイトは

ジャカルタ市内公立病院の残りベッドの数を

リアルタイムで更新しているようです。

もちろん、RSUD(公立病院)の情報なので

私立病院はこの限りではないようですので慌てないでね。

 

とはいえ、これを見ると連日報道されている

病院のキャパシティがヤバいって話も納得できますね。

満床目前。

 

ただ、こんなニュースもあるので

インドネシア(というかジャカルタ特別州)政府も

やれる範囲で努力しているみたいです。

こちらのニュースはジャカルタ市内公立病院のベッド利用率を

60%以下に下げるために私立病院も

コロナ指定病院に利用するそうです。

metro.tempo.co

 

また、別の話題として今最もホットなのは

来週14日(月)からジャカルタ市内で再開するPSBBでしょうか。

このPSBB再開については賛否両論あるようですね。

このニュースを受けて私が気になったのは、

日本人とインドネシア人のニュースの受け止め方の違いです。

 

私個人的にはPSBB再開というのは

より一層の経済停滞を招くことになるので

今まで通り緩やかに緩和していくべきじゃないかと考えています。

多くの在住日本人も私と同じように考えているのではと思います。

一方でインドネシア人の反応はというと、

このニュースをけっこう好意的に捉えていて

「アニス次期大統領、ナイス判断!」みたいな反応が

Twitterには溢れていました。

 

上記の反応が在住日本人の反応の全てではないですし

またインドネシア人の反応の全てではないにしても

見聞きする情報の多くは上記のようなものでした。

 

これを見てふと思ったのが

「我々在イ日本人は日本のニュースを見過ぎて

 インドネシアと日本の状況を混同しているのではないか」

ということです。

 

在イ日本人で一般のインドネシア人と同じ感覚で生活している人は

非常に少ないと思います。

当地にいる日本人のほとんどは

おそらく同年代のインドネシア人よりもはるかに所得も多く

生活水準の高い人たちばかりに違いない。

通常の会話で用いる言語は日本語を使用し

日本語のTV、ネット情報各種メディアに触れて生活しているせいか

今生活している場所が“インドネシア”であるということを

忘れてしまいがちです。

 

現在の日本では、第二波と思われるコロナウイルスの流行も

少しずつひと段落というような状況になりつつありますが

それはあくまで日本の高水準な医療制度、設備、人材のおかげだと思っています。

 

インドネシアではどうでしょうか。

何から何まで日本とは別物です。

だから自国の医療環境をよく知っているインドネシア人は

今回のジャカルタPSBB再開について

好意的に捉えているのではと思います。

多くのインドネシア人が利用することになる

公立病院のキャパシティが満床に近づいている。

これは一般のインドネシア人にとって

「感染したら終わり」を意味する可能性が高い。

従って、感染を防ぐ為のPSBB再開というのは

インドネシア人にとっては理にかなった政策だと考えるのでしょう。

 

感染してもしっかりとした医療を受けられるのであれば

経済を回しながらコロナウイルスを克服していく

という戦略も可能かもしれませんが

医療が整っていないと

治る病気も治らないかもしれないですからね。

 

というわけで、

PSBB再開というのはインドネシアの医療環境を考えると

仕方のないことですので私達外国人は甘んじて受け入れましょう。

ルールを守って最後の週末(大げさ?)を楽しみましょう😭